という疑問を持っている方に向けて、実際に事務系の派遣社員で、完全在宅勤務で働いている私が徹底解説します!
このブログは、「女性の転職」をテーマにしたブログです。私は様々な雇用形態で、様々な業界と職種を経験してきました。(派遣社員多め)
その経験をもとに、1社にこだわらずに自由に働くこと、仕事を選ぶ楽しさを感じてもらえるとよいなと思い、このブログを書いています。
この記事はこんな方向け
- 事務系派遣社員の在宅勤務での働き方を知りたい方
- 派遣社員での完全在宅勤務の求人を探している方
- 様々な雇用形態、業種における女性の働き方を知りたい方
*さまざまなお仕事レビュー記事を下記の記事にまとめています!仕事選びの参考にしてもらえたら幸いです。
派遣社員の在宅勤務の働き方
昨今のコロナの影響で、働き方が大きく変わってきました。
2度も発令された緊急事態宣言が影響し、企業が急ピッチで在宅勤務の環境を整えはじめ、最近では、在宅勤務が当たり前になっている企業も多くなってきています。
そんな状況の中で、派遣社員をメインにして働く女性が気になるのが、派遣社員の在宅勤務について。
- 派遣社員も在宅勤務できるのか?
- 派遣社員の在宅勤務ってどんな感じ?
などなど、派遣社員の在宅勤務事情について、気になる方も多いはず。
派遣社員が在宅勤務できるか?については、もちろんできます。
勤務先にもよりますが、私は現在、派遣社員として完全在宅勤務で働くことができています。
これは、コロナの影響は関係なく、もともと在宅ワークを推進している企業への派遣就業ができたからです。
在宅ワークが浸透していない企業で働いている派遣社員の中には、コロナの影響で社員が在宅勤務しているにも関わらず、派遣社員は出勤しないといけないという、理不尽な企業で働いている方もいるようですね…。
こういった企業は少数派であると思うので、私個人的には、そんな派遣先はさっさと見切りをつけて新しい派遣先を探した方がよいと思います。
これからリモートワークが主流になっていく中で、時代遅れも甚だしいと思いますし、そんな扱いをする企業にいても、この先いいことなんてなにもないと思うからです。
私の住むエリアの企業は、コロナの影響で在宅勤務を推進している企業がたくさんありますが、社員同様に派遣社員にも在宅勤務を可能としている企業が多くあります。
とはいいつつも、派遣社員が在宅勤務で働くことは、まだまだ新しい働き方でもあると思います。
この記事では、派遣社員の在宅勤務の現状を、わかりやすくお伝えできればと思います。
ちなみに、この記事でお伝えする派遣社員の在宅勤務の働き方は、コロナの影響で在宅勤務を余儀されている派遣社員の働き方ではなく、
コロナの問題が起きる前から在宅勤務を推進していて、ほとんどの社員が在宅勤務を実現できている企業での働き方
です。
在宅派遣社員の1日のスケジュール
私(完全在宅勤務の事務系派遣社員)の、とある1日のスケジュールをご紹介したいと思います。
ちなみに私のお仕事は、人材派遣会社の事務のお仕事です。
【始業10分前】 8:50 | ・パソコンを立ち上げてログインしておく ・余裕があればメールやSlack(チャット)をチェック |
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【始業開始】 9:00 | ・Slack上に出勤した旨を報告 ・仕事をはじめます |
【事務作業時間】 9:10〜10:00 | ・Slackに依頼のあった仕事を納期順に対応 (求人情報のwebページの作成や求人者のリストの更新など) |
【チーム会】 10:00〜11:00 | ・所属チームのミーティングに参加 (Zoomを使って自宅から) |
【事務作業時間】 11:00〜12:00 | ・依頼のあった仕事を随時対応 |
【ランチ】 12:00〜13:00 | ・ランチは自宅で朝用意しておいたものや、ささっと自分でつくったパスタやおそばなんかを食べます |
【事務作業時間】 13:00〜18:00 | ・Zoomミーティングが入ったりもしますが、基本はSlack上に依頼のある仕事を淡々とこなして、退社の18時まで時間が過ぎます (途中で自分のタイミングで10分休憩をとります) |
【退勤】 18:00 | ・Slackに業務終了の報告をして勤怠入力 ・パソコンを閉じて終了 |
思っていたよりも、普通の社会人の1日ですよね。
仕事で使うデータは、すべてクラウド上に上がっているため、自宅からでも問題なくアクセスして利用できます。(もちろんVPN(セキュリティ用の専用回線)を接続して、安全な状態でアクセスできます)
在宅勤務なので、ひまなのかなーと思ったのですが(笑)、Slack(スラック)には、ひっきりなしに仕事の依頼が届くので、時間を持て余すこともありません。
Slack(スラック)とは
チャットができるツール、メッセージのやりとりができるプラットフォームです。在宅勤務を可能としている企業は取り入れていることが多いのではないでしょうか?
Slack上で、その企業で働いている人全員が繋がっているので、仕事の依頼がSlackで届いたり、仕事上の雑談もすることができます。
在宅勤務ができる企業は、Slackを使っていなくても、似たようなチャットツールを使っている企業も多いはず。
私はSlackのおかげで、仕事がしやすいなぁと思いましたし、在宅勤務であるがゆえ、自分の好きな時に、人の目を気にず小休憩できたり、コーヒーやお茶を入れたりもできるのは、すごく心地よく、働きやすかったです。
ですが、実際に在宅勤務で働いてみて、
「在宅勤務でよかった!」と思うことも、
「これは困るな…」と思うことも両方あったので、
在宅勤務のメリットとデメリットをまとめました。
在宅勤務のメリット
効率主義な私にとって、在宅勤務はメリットがたくさんありました。
私の感じたメリットは次の4つ。
- 通勤時間がない
- 飲み会がない
- 仕事の依頼がテキストなので履歴が残る
- お昼休みや休憩時間を有効活用できる
ひとつずつ解説します。
通勤時間がない
私は仕事をする上で、通勤時間ほど無駄なものはないと思っているのですが、在宅勤務者には通勤時間がないのです。
特に主婦にとっては、ごはんの準備をしたり、掃除をしたり、洗濯したり、やることがいっぱいあります。仕事がはじまるギリギリまで、こまごました家事ができるのは、とってもありがたいですよね。
満員電車にのって疲弊することなく、自宅でパソコンを開くだけで仕事がはじめられるなんて最高だと思いませんか?
この他にも、通勤に関するメリットがもうひとつあります。
私は現在、地方の田舎に住んでいるのに、東京都渋谷区にある会社に勤めることができているのです。
同じ会社には東京に住んでいる人もいれば、北海道に住んでいる人もいて、それぞれの地域の話を聞くことができて、とても新鮮で楽しいです。
そんな、自分の住んでいるエリアに囚われずに仕事ができることは、在宅勤務ならではのメリットです。
飲み会がない
在宅勤務をはじめて「よかったなー!」と実感したことの中に、職場の飲み会の参加義務がない、というものがあります。
もちろん円滑な仕事を進める上では、職場の人とのコミュニケーションは大事ですが、業務後の飲み会はやっぱり「面倒臭い」と思ってしまいますよね。
特に派遣社員だと、行きたくもないのに「参加した方が仕事上いいのかなぁ‥」と無駄に悩むことも多いはず…。
ですが、在宅勤務を取り入れている企業は、そもそも社員の住居が都道府県を超えてバラバなので、まず「飲み会をしよう!」ともならないのです。
終業後の時間をプライベートにしっかり使えるのは、とってもありがたいことだと思いました。
仕事の依頼がテキストなので履歴が残る
会社に出勤して仕事をしている時って、事務所の電話が鳴って、その電話で仕事の依頼を受けるということが多かったのですが、在宅勤務に切り替わってから、それがSlackを使ったテキストベースの仕事の依頼に変わりました。
在宅勤務になると、圧倒的に電話が減って、メールやチャットでの仕事の依頼が中心になります。社外の人とのやりとりも、ほとんどがメールになります。
テキストでの仕事の依頼は、文字として残るので、仕事を忘れたり、漏れたりすることが少なくなるのです。
何か抜けている仕事はないかな?というチェックもしやすくなります。
しかも、電話で適当な仕事の依頼をされて、依頼者が思っていたことと、自分が解釈した内容が違って困ることも多かったのですが、そういうことも少なくなりました。
事務職は依頼ベースの仕事なので、依頼者の意図に沿った仕事ができることが大切ですが、テキストで仕事の依頼を受けることにより、依頼内容が明確になり、依頼内容の誤解が減り、仕事の精度があがったのです。
また、集中したい作業を行っている時に、電話が鳴って手を中断することが少なくなるため、事務職にとっての在宅勤務は仕事の効率が上ると思います。
お昼休みや休憩時間を有効活用できる
私は主婦でもあるので、家事をしないといけないのですが、在宅勤務をしていると、お昼休憩や、小休憩の時に、少しずつ家事を片付けることができるのです。
洗濯物をたたんだり、お米を研いだり、お風呂のお湯をためたり…。
ほんの小さな作業ですが、たまると大変ですよね…。
そんなこまごまとした家事を、ランチ休憩のときや、10分休憩のときに片付けることができるのです。
自宅で仕事をしながら、その合間に、少しずつ家事を片付けることができるのは、主婦にとっては本当にありがたいのです。
在宅勤務のデメリット
メリットをたくさん実感できる在宅勤務にも、デメリットはあります。私が感じた、在宅勤務をする上でのデメリットは、次の4つでした。
- プライベートとの切り替えが難しい
- 在宅勤務用の設備を揃えるのにお金がかかる
- 圧倒的な運動不足
- 出会いが少なくなる
ひとつずつ説明します。
プライベートとの切り替えが難しい
自宅にいるとついだらだらしてしまいがちですよね…
会社に出勤している時は、
服を着替えて、
髪の毛をセットして、
玄関を出て電車に乗ったり、
することで、自然と仕事モードに切り替えることができましたが、在宅勤務だとこれができません。
髪のセットをしなくても、メイクをしっかりしなくても、Webカメラには、そこまではっきり映りません。
なので、ついつい手を抜きがちになるし、服装も「Webカメラに映る上半身だけちゃんとしていればいっか」となるため、気持ちがシャキッとしないのです。
仕事をしているうちに、仕事モードは自然とONになるのですが、仕事開始時間にすぐに仕事頑張るぞ!という感じにはなりづらいのですよね。
メリハリがつかないというのか。
これはデメリットだなと感じました。
在宅勤務用の設備をそろえるのにお金がかかる
在宅勤務をする上で、必要になってくるものがいくつかあります。
- 仕事用のパソコン
- 仕事用のデスク
- 仕事用の椅子
仕事用のパソコンは、大抵の場合は会社が支給してくれると思いますが、支給してくれなかった場合は、自分のパソコンを使わないといけません。
自分のパソコンを持ってなかった場合は、購入しないといけないのでお金がかかります。
仮に自分のパソコンを持っていたとしても、会社で使用するような高スペックで処理の速いパソコンではない場合もあるので、仕事用にあらためて購入する方も多いと思います。
自分のPCに、WordやExcel、PowerPointなどが入っていなければ、仕事する上で必要なので、Officeソフトも購入する必要があります…。(最近はWeb上で使えるOfficeもありますが、使える機能が制限されています)
そして、1番大事なのがデスクと椅子です。自宅に仕事でも使えるデスクや椅子がある方はほとんどいないのではないでしょうか。
食卓の机と椅子を使ってみても、仕事するには使い勝手が悪いし、なにより一人暮らしでなければ、家族との共用スペースで仕事するわけにはいかないですよね…。
食卓用の机や椅子は、長時間座るには不向きなので、パソコン作業をしていたら首が痛くなったり、腰が痛くなったりすることも…
そのため、パソコン作業ができるように、仕事用のデスクと椅子を購入する必要があります。(購入するとなると、いいものが欲しくなってしまいますよね…)
つまり、本格的に在宅勤務をするのであれば、環境を整えるのに、数万円の出費は覚悟しないといけないのです。
圧倒的な運動不足
会社に出勤していると、駅まで歩いたり、仕事中に隣の部署に行ったり、ランチに外に出たりするため、自然と体を動かしていることが多いですよね。
それが、在宅勤務になると驚くほど歩かなくなります。
動く時は、水を飲みに冷蔵庫にいったり、トイレにいったりするときくらいです。
運動不足は万病のもとです。腰痛を引き起こす可能性もありますし、体を動かさないとストレスが溜まりやすくなってしまいます。
在宅勤務をするのであれば、あえて散歩に出たり、運動量を増やす工夫をしないといけないのです。
1日の中で、体を動かす時間をきちんと確保しないといけないのは、デメリットだなと思いました。
ちなみに私は、仕事の前に毎日30分ほど散歩をするようにしています。
圧倒的に出会いが少なくなる
派遣社員としていろんな会社で働いていると、たくさんの人に出会うことができますよね。
特に独身女性にとっては、職場での出会いは大切です。
それが、在宅勤務になってしまうと、まず人に会うことがなくなってしまうので、素敵な男性とお近づきになれることが、ほぼゼロになってしまいます…。
私は結婚してから在宅勤務をしているので、問題ないのですが、独身だったら在宅勤務は選ばなかったかもしれません…。
在宅勤務がむいている人・むいていない人
コロナの関係で、在宅勤務を余儀なくされてしまう方もいるかもしれませんが、コロナが落ち着いたあとも、在宅勤務の環境が整った企業が増えてきているので、
- 会社に出勤して働く
- 在宅勤務で働く
というように、働き方の選択肢が大きくこの2つに分かれてくると思います。
これは派遣社員も然りです。
そこで、事務系の派遣社員の立場として、在宅勤務で働くのに向いている人を考えました。
在宅勤務がむいている人
- 効率重視な方
・通勤時間や職場の飲み会などを無駄と感じる人 - 自己管理が得意な方
・家にいてもプライベートとの切り替えができる人
・自分で積極的に運動ができる人 - 家事をしないといけない方・子育て中の方
・少しのあいた時間でも家事を進めておきたいと思う方
・子育て中なので、子どもに目の届く場所で働きたい方
逆に向かないと思うのは、
- 人付き合いが好きな方・寂しがりやな方
- 自己管理が苦手な方
- 独身で出会いを探している方
「人と一緒に働く」ということは、わずらわしいこともある反面、楽しいこともありますよね。
職種によっては、強い絆で結ばれた仲間を見つけることができるかもしれません。
そういった人と人のつながりを大事にしたい方は、やはり外に出て働くのがよいのではないかなぁと思います。
自己管理が苦手な方にとっては、外に出ることで周囲の目線が、仕事をやる気にさせてくれることもあると思います。
あと、個人的には、独身で恋人もいないというのであれば、職場は最高の出会いの場なので、在宅勤務しちゃうともったいないかなぁとも思います。
在宅勤務の派遣求人サイト
最近では、在宅勤務ができる派遣社員の求人も増えてきましたよね。
ですが、在宅勤務の求人をメインに掲載している求人サイトは、まだまだ少ないです。
そんな中で私のおすすめの求人サイトは「ReWorks(リワークス)」です。
在宅勤務の求人しか掲載しておらず、職種も総合職やエンジニアだけではなく、事務系の求人もあります。
働き方も正社員から派遣社員、業務委託というさまざまな雇用形態での募集がされているので、在宅勤務をするならまずは目を通しておいた方がよいサイトです。
リワークスの公式サイトはこちらです。
ReWorks大手の派遣会社でも在宅勤務の求人が増えてきています。大手派遣会社のおすすめはこちらの記事にまとめています。
まとめ
派遣社員の在宅勤務のお仕事レビューをしました。
私にとっては、最高の働き方でしたが、仕事に求めるものや生活スタイルで、人によって最高かどうかは変わってきますよね。
どんな働き方をしようかなぁ、と迷っている女性の参考になれば幸いです。