という不安を感じている方に向けて、転職回数10回以上のジョブホッパーな私が、ジョブホッパーについての持論と、ジョブホッパーな自分の現在の月収を公開します!
このブログは、「女性の転職」をテーマにしたブログです。私は様々な雇用形態で、様々な業界と職種を経験してきました。(派遣社員多め)
その経験をもとに、1社にこだわらずに自由に働くこと、仕事を選ぶ楽しさを感じてもらえるといいなと思い、このブログを書いています。
この記事はこんな方向け
- 派遣社員で働くことに不安を感じている方
- 転職回数が多いことを不安に感じている方
- 様々な雇用形態、業種における女性の働き方を知りたい方
*さまざまなお仕事レビュー記事を下記の記事にまとめています!仕事選びの参考にしてもらえたら幸いです。
ジョブホッパーとは
「ジョブホッパー」という言葉を聞いたことはありますか?
転職市場では、
「ジョブホッパーには印象が悪い」
「ジョブホッパーは書類選考で落とされる」
などと言われ、よくないイメージで使われる言葉でもありますが、私は正真正銘のジョブホッパーです。
ジョブホッパーとは?
かんたんに説明すると「仕事をころころ変える人」のことをいいます。
転職市場では、下記のように定義されていることが多いようです。
- 30代で4回以上転職している
- 1社で3年以上働いていない
- 半年から1年で仕事を変える
私は30代後半で転職回数10回以上。
1社で3年以上働いたことがあるのは2回だけ。
おおよそ半年から1年以内で仕事を辞めています。
まさにジョブホッパー以外の何者でもありません。
派遣社員はジョブホッパーになりがち
なぜこんなにも転職回数が多くなってしまったかというと、働き方として「派遣社員」を選んできたからだと思っています。
なぜ派遣社員は転職回数が多くなるのか?
派遣社員は雇用期間が契約で事前に決まっている(3ヶ月ごとに契約を繰り返し、短期の仕事でなければ延長されるので長期での就業も可能)ので、契約期間を満了すれば退職することになんら問題はありません。
そのため正社員よりは気軽に仕事を辞めることができます。
もちろん自分の都合だけでなく、派遣先の企業から契約を終了してほしいと言われるケースもありますが、不景気でなければ数としては少ないです。
また、派遣社員は同じ職場で3年以上働くことができない法律もあるので、3年経ったら必然的に職場が変わってしまうため、転職回数がどうしても多くなってしまいがちです。
こんな私も新卒時は、東証一部上場企業の大企業の事務職の正社員でした。
そのまま正社員で働いた方がお給料や待遇がいいのはわかっていましたが、自分の望まない仕事や合わない人間関係、能力に関係ない評価など、正社員で働くことに魅力はそれほど感じませんでした。
正社員の仕事を辞めてからは、特に雇用形態にこだわらずに、
- おもしろそうな仕事
- もともと興味があった仕事
- お給料(時給)がよい仕事
というような視点で仕事を選んできました。
若いうちにいろんな経験をしてみたいと思い、人間関係が面倒になってきたときや、今よりもおもしろそうな仕事、割りのいい仕事を見つけては乗り換えてきました。
このようにフットワーク軽く仕事を変えるには派遣社員がぴったりだったので派遣社員で働くことが多くなりました。
また派遣社員であれば、大企業でも働けますし、仕事内容が明確になった上で入社できるので、私のような思考の持ち主には最適な働き方だったのです。
そうして私は、転職回数10回以上という典型的なジョブホッパーとなったのです。
ジョブホッパーの末路とは?
「若くなければ、派遣社員でも仕事は見つからなくなるし、正社員はもってのほか、もしくはブラック企業でしか働けなくなる」
というのがジョブホッパーの末路と言われています。
「いろいろな会社でいろいろな仕事をしてみたい!」という想いから「派遣社員」で働くことが多かった私。
「転職回数10回以上で、派遣社員メインで働いてきた30代後半の女性」
これが平たく説明した私のキャリアなのですが、そんなジョブホッパーな私の末路はというと…。
30代後半になった今も、仕事を見つけるのに困ったことがないのが実情です。
意外ですよね。でも本当なのです。
30代後半になっても、
- 30代後半で正社員の事務の求人に合格(ブラック企業でもなく大手企業の子会社で福利厚生もよいホワイト企業です)
- 30代後半で月給25万円の契約社員にもなれた
- 大企業の派遣の事務の仕事もまだまだ紹介してもらえる
- 転職するときは複数の会社からもらったオファーの中から選べる
- 現在は時給2,000円で完全在宅の事務仕事に就いている
このように、若いだけでなんの経験もスキルもない頃よりも、ずっと仕事を見つけやすくなっているのです。
そして、仕事の質も劣っていません。
もちろん、転職回数が多い人を敬遠する企業は少なからずあるので、どこの企業でも書類選考が通ったりするわけではありません。
ただ、仕事が0になるわけではないし、正社員になれないわけでもないのです。
つまりジョブホッパーの末路は悲惨ではないということなのです。
ジョブホッパーな私の現在の月収
仕事が選べなくなり、ブラック企業でしか働けなくなってしまう、というジョブホッパーの悲惨な末路…。私が言えるのは、
「そうでもないよ」
ということ。
男性の場合と女性の場合でも違うと思いますが、結婚や出産で仕事が左右されやすい女性においてはなおさらです。
ここで事務系派遣社員で転職を繰り返してきた30代後半の私の、現在の月収をお伝えしたいと思います。
現在の月収は50万円
現在は、派遣社員として時給2,000円で完全在宅勤務の事務の仕事をしています。
子どもはいませんが結婚しているので、食事をつくったり洗濯したりお掃除したり家事をしなくてはいけません。
そのため、勤務時間は1日5時間。
それでも時給が高いので1日1万円を稼ぐことができています。
週5日働いているので、おおよそ月20万円の給与収入があります。
ですがこの給与収入の他に、このブログのように気ままに書いているブログが3つあり、それらのブログから月30万円の事業収入が得られています。
年収でいうと600万円。(日本サラリーマンの平均年収は400万円といわれていますから、はるかに超えることができています)
夫も普通に働いているので、1日5時間で月20万円を稼げば十分過ぎるぐらいですが、趣味で書いているブログから、給与収入を超える月30万円も稼げていることには、自分でもびっくりしています。
経験とスキルが収入の源
完全在宅勤務で事務系の仕事で時給2,000円。
肉体労働でも水商売でもないのに、この時給はかなりの好条件です。
そんな仕事に就くことができたのは間違いなく、
「派遣社員としてさまざまな企業で、さまざまな経験をしてきたから」
だと思っています。
そして、30代後半になって求人に応募しても、ちゃんとした仕事を見つけられるのもまさしく、
「派遣社員としてさまざまな企業で、さまざまな経験をしてきたから」
なのです。
派遣社員であれば、さまざまな会社でのさまざまな職種を経験していることは、即戦力になるとみなされますし、自分でも即戦力になる自信があります。
そして、月30万円のブログ収入も、さまざまな企業でさまざまな経験を積んできたからこそ、その経験をブログ記事のネタに変えているからに間違いありません。
これは、さまざまな企業で働いてきたことで、
さまざまな仕事やさまざまな人と出会い、
その中で自分の強みを見つけ、
働き方もひとつではないということを知り、
ジョブホッパーになったからこそ実現できたことなのです。
自由に仕事を探して、見つけて、働いて、学んで、自分を培って、自分を知る。
自分の経験をお金に変えていくのって、意外に簡単だったりするのです。
ちなみに私はわりと努力家で資格取得なんかも積極的におこなっています。事務系派遣社員が持っておくのにおすすめな資格は下記の記事にまとめています。
また転職回数が多くて履歴書や職務経歴書の書き方に困る方もいると思いますが、私の応募書類の書き方のポイントを下記の記事にまとめています。
ジョブホッパーな事務職でも仕事が見つけられる理由
ちなみに、ジョブホッパーな私でも仕事が次々見つけられるのは、経験とスキルがものをいうのが1番ですが、時代背景もあるのかなぁと思っています。
特に「事務職」はAIにとって変わられると言われている職種のひとつでもあります。
日本のIT化なんてまだまだ全然進んでいないし、他の先進国から比べたら遅れをとっていて、これから先もその差は開いていくと言われています。
そんな日本で事務職が完全AI化になることなんて、私の生きている間は現実的ではないと思っています。
また終身雇用も終わりを迎え、少子化が進む日本。
働き手がどんどん少なくなっていく中では、若い労働力だけでは足りず、これからもっと年齢を重ねた人たちの労働力が必要になっていくはずです。
ジョブホッパーでもいいんじゃない?
ジョブホッパーには悪い印象を持っている方も多いし、ひとつの会社に長く勤めているような人からは、人格を疑われる(笑)ようなこともありますが、そんな他人の意見は気にしなくても大丈夫です。
派遣社員としてしか働いたことないから、とか、転職を繰り返してきた自分が稼ぐことなんてできない、と思っている方がいたらそれは本当にもったいないこと。
ひとつの職場で、心を消耗させて、正社員という立場にしがみついて働き続ける、なんて人生もったいないと思いませんか?
私なんて、30代後半で1年間に3回転職したこともあります。
ですが、いまはなんの不満もない職場を見つけることができました。
もちろん「いま」は不満はありませんが、いつ状況が変わるかはわからないので、今の仕事をずっと続ける!と言い切ることはできませんが、
「自分が納得できる仕事を探し続けてよかったなぁ」
と思っていますし、ブログを書き始めたこともよかったと思っています。
つまり、
「経験を培えるジョブホッパー、最高じゃないですか」
と、私は思うのです。
まとめ
ジョブホッパーな私の考えや収入についてお話ししてきました。
何が伝えたいかというと、仕事選びって思っているよりも自由で、縛られなくてもいいんじゃないかということです。
仕事も結婚も妥協が大事、なんていうけど、妥協なんてして見つけたものに、意味なんかないと思いませんか。
「自分にはこれくらいがぴったり」なんて思って、結婚したり、仕事したりしてたら、それこそ、結婚相手にも職場の仲間にも失礼です。
「転職回数多くなっちゃうから、仕事をつづけなきゃ」
とか、
「どうせ私は派遣社員だし」
なんて卑屈にならずに、新しい仕事を見つける楽しさ、仕事を通して自分の強みを見つける素晴らしさ、を感じてもらえたら幸いです。