ジョブ子のお仕事図鑑

インテリアコーディネーターの仕事とは?仕事内容や年収を公開

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ジョブ子
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インテリアコーディネーターの仕事って大変?オシャレなイメージだけど実際はどうなの?

という疑問を持っている方に向けて、オシャレな仕事のイメージが強いインテリアコーディネーターの仕事についてお伝えします。

このブログは、「女性の転職」をテーマにしたブログです。私は様々な雇用形態で、様々な業界と職種を経験してきました。(派遣社員多め)

その経験をもとに、1社にこだわらずに自由に働くこと、仕事を選ぶ楽しさを感じてもらえるとよいなと思い、このブログを書いています。

この記事はこんな方向け

  • インテリアコーディネーターの仕事に興味がある女性
  • 自分に合った働き方について悩んでいる方
  • 様々な雇用形態における女性の働き方を知りたい方

*さまざまなお仕事レビュー記事を下記の記事にまとめています!仕事選びの参考にしてもらえたら幸いです。

本
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インテリアコーディネーターの仕事とは

リビング私は結婚を機に専業主婦となりましたが、その期間に自己啓発としていくつかの資格を取得しました。

その中の一つに「インテリアコーディネーター」の資格があります。

 

「インテリアコーディネーター」という仕事の響きが、いかにもオシャレで、専業主婦としての経験も活かせるため、いつか働いてみたいなぁと思い取得しました。

 

そして、専業主婦を卒業して、無事にインテリアコーディネートして働くこととなったのです。

 

未経験でしたが、資格があるというだけで、30代後半でも社員として採用してもらえました。(そう考えるとインテリアコーディネーター資格は、かなり有効な資格だと思います)

 

そんな私が、「インテリアコーディネーターの仕事」について、実際のところどうなのか?インテリアコーディネーターの仕事や年収などをお伝えしたいと思います。

インテリアコーディネーターの働く場所

「インテリアコーディネーター」といっても、その働く場所はいくつかのパターンがあります。

住宅メーカー

住宅インテリアコーディネーターとして働く場合は、住宅メーカーで働くケースが多いのではないでしょうか。

注文住宅を建てる個人のお客様へ、屋根や外壁の色決めや、床材や壁紙の決定、照明や家具・カーテンなどのトータル提案をしていきます。

注文住宅とは、すでに完成した建物を販売しているマンションや建売と違い、家の間取りから細かな部材一つ一つまで自分たちで決めていく家の建て方です。

そのため、決めごとが多く、コーディネーターの知識の広さやセンスが問われます。

また、個人のお客様とのやり取りになるため、土日はもちろん夜間にも打ち合わせが入ったりもします。(打ち合わせが土日中心になるので、大半の住宅メーカーの固定休日は火曜日や水曜日に設定されていることが多いです)

不動産会社

マンションを管理・販売している不動産会社や、建売を販売している不動産会社に勤めるインテリアコーディネーターもいます。

マンションや建売を販売する際に、家具のコーディネートをして販売することもあるため、そこにインテリアコーディネーターの役割が発生します。

設計事務所

カフェやレストラン、ホテルなどの商業施設の設計を任される設計事務所で、内装を含めたインテリアのトータルコーディネートをするインテリアコーディネーターもいます。

オシャレな店舗はお店の集客にも影響するため、コーディネーターとして卓越したセンスと、顧客の予算に合わせて提案できるコストパフォーマンス力も求められます。

 

私は住宅メーカーのインテリアコーディネーターとして勤務していたので、以降でお話しするのは住宅メーカーにおけるインテリアコーディネーターの仕事の内容です。

インテリアコーディネーターの1日のスケジュール

時計インテリアコーディネーターの仕事の流れとして、1日のスケジュールをお伝えするのが一番わかりやすいと思うので簡単にお伝えします。

1日のスケジュールは、「土日祝日」と「平日」によって変わります。

土日祝日のスケジュール

9:00出社
9:00〜ラジオ体操・朝礼
※ラジオ体操と朝礼がある住宅メーカーが多いです
10:00〜お客様との打ち合わせ(2時間〜3時間ほど)
12:30〜デスクでお昼ごはん
13:30〜お客様との打ち合わせ(2時〜3時間ほど)
17:00〜お客様との打ち合わせ(2時〜3時間ほど)
21:00〜帰宅

見ての通り、インテリアコーディネーターの土日は、お客様との打ち合わせで1日が終わってしまいます。

優柔不断なお客様との打ち合わせとなると、時間が伸びてしまうことも多く、お昼ごはんを食べずに午後の打ち合わせが始まってしまうことも多くあります。

 

打ち合わせが1日に1件~2件だけの日もありますが、その場合はもう少し帰宅時間も早くなりますが、基本的には帰宅時間の遅いハードな仕事です。

 

平日のスケジュールに関しては、インテリアコーディネーターの仕事に付随する、もろもろの事務仕事で過ぎていきます。

インテリアコーディネーターの仕事

インテリアコーディネーターの仕事(業務内容)についても触れておきます。

 

住宅メーカーのインテリアコーディネーターの仕事は、

契約後のお客様との打ち合わせ全般

がメインです。

 

勤務する住宅メーカーによって違いますが、間取りや設備などの仕様が確定し、お客様が住宅メーカーと契約を交わした後は、設計や現場担当、インテリアコーディネーターとの打ち合わせが始まります。

 

その打ち合わせ内でインテリアコーディネーターは、下記の項目をお客様に決定してもらうためのサポートや提案をしていきます。

  • 外装材(外壁の色や屋根・サッシなど)の素材や色の確定
  • 内装材(床・建具・壁紙など)の素材や色の確定
  • コンセントの位置の確定
  • 照明の配置とスイッチの配置の確定
  • 家具の提案、確定
  • カーテンの提案、確定
  • 発注作業
  • 家具の受け取り・検品作業

外装・内装の素材や色の確定

屋根や外壁注文住宅は、外壁の色から始まり、軒・雨樋などの細かい部材の色を決めないといけません。

各部材の仕様については、ある程度決まった状態でお客様は契約をしていますが、「確定」をするとなると、一つ一つに迷いが生じ、インテリアコーディネーターに判断を委ねる方も多いです。

 

インテリアコーディネーターは、安っぽく見えたり、違和感を感じるような家にならないように、お客様の選択に対してアドバイをしていきます。

 

内装材に関しても同様です。

特に、壁紙は部屋ごとに変えたり、壁と天井面で変えたりもできます。壁紙の種類も豊富にあるため、組み合わせも無限にあります。

それ故に迷うお客様がとても多いです。

基本的にはお客様が壁紙を選びますが、

  • 目立たない壁紙をアクセント壁にしようとしていないか

など、お客様がイメージしているような仕上がりにならない壁紙を選んでいる場合は、その旨を伝えて提案をすることも大切です。

壁紙に限らず、全ての部材において、アドバイスできるようにしておきたいところです。

電気図面・照明計画

照明内装や外装の素材や色が確定したら、電気図面・照明計画を決めていきます。(この部分はインテリアコーディネーターが関与しないケースもあります)

電気図面とは、

  • コンセントの位置決め
  • 照明とそのスイッチをどこに配置するか
  • 照明は明るさがどの程度のものが必要か

を決めます。

 

こちらも生活する上での使い勝手をきちんと考えて、お客様に不便がないように提案していきます。

特に明るさに関して、「明るさの感じ方」は人によって大きく違い、年齢や好み、現在の生活における照明の使い方などを参考に決めないといけません。

提案力が必要な上に、決めるのにかなり時間がかかります。

家具・カーテンの提案

インテリア
電気図面や照明計画が決まってから、ようやく家具の提案に入っていきます。

 

床材の色や、家の雰囲気・お客様の好みに合わせて、家具を提案していきます。

お客様の予算も大きく関わってくるので、お客様の好みに合わせてオシャレにするだけでなく、予算に合わせた提案が大切になってきます。

確定・発注作業

大まかな流れとしては上記のように進んでいきますが、もちろんインテリアコーディネーターの仕事は、お客様に提案をすることだけではありません。

 

決めた部材の仕様・色を確定し、電気図面も正式なものとして仕上げないといけません。

自社のシステムに確定した内容を入力する作業が発生します。これは間違ってはいけないため、何度もチェックしながら進めていきます。

 

また家具に関しては発注作業も発生します。こちらも同様に間違ってはいけないため、何度も注文書を確認しながら進めていきます。

家具の受け取り・検品作業

注文した家具が納品される日には、家具を受け取りにいき検品作業も必要です。

家具はもともと傷がついていたり、輸送中に傷がついてしまったりすることもあります。

 

そういった場合は家具メーカーに掛け合って交換することもできるので、抜け漏れなく一つずつ家具をチェックする必要があります。

インテリアコーディネーターはかなり大変

働く女性インテリアコーディネーターの仕事を簡単にお伝えしましたが、かなり大変な仕事ですよね。

 

お客様との打ち合わせ以外の時間は、事務作業や確認作業で過ぎていきます。外出も多いので、お客様との打ち合わせのない平日でも帰りが遅くなりがちです。

 

またインテリアにも流行があり、新しい家具や照明がどんどん出てきます。

そのためインテリアコーディネーターは勉強がかかせず、平日に家具メーカーに勉強会を開いたり、休日を使ってインテリアショップを巡ったりもします。

 

「家」という高額な買い物でもあるため、お客様からのクレームが起きやすい業界でもあります。

 

つまり、インテリアコーディネーターは大変な仕事なのです。

まさに、

好きじゃないとやっていけない仕事

だと思います。

 

私は何社かの住宅メーカーのインテリアコーディネーターの面接を受けましたが、どこの会社でも「かなり大変な仕事だけど大丈夫??」

と何度も確認されました。

 

そして実際に働いてみて、本当に大変な仕事だと実感しました。

年収

お給料に関しては、地域性や勤める会社や住宅メーカーによって大きく変わってきます。

 

ですが、おそらく年収として400万円くらいからスタートする会社が多いのではないかと思います。私は、400万円くらいからのスタートでした。

 

ただ、インテリアコーディネーターにはインセンティブがあります。

自分が販売した家具やカーテンの金額の数%がボーナスなどで支給される仕組みもあります。私の会社は5%でした。

高い家具を売るほどお給料は上がります。

事務職よりも高く、営業よりも安い、という感覚が正しいのではないでしょうか。

まとめ

インテリアイメージ簡単ではありますが、インテリアコーディネーターの仕事について触れました。

大変であることもお伝えしましたが、それ以上にやりがいのある仕事でもあります。

 

お客様と一緒に時間をかけて、悩みながら決めたことが形になって目に見えるのです。そして、自分の提案にお客様が喜んでくれることもあります。

 

仕事が大変だという「辛さ」はありますが、普通の事務職では味わえない「喜び」も感じられる職業だと思います。

 

土日に休みを取りづらいため、小さなお子様がいる場合は難しい仕事だとは思いますが、結婚前や子育てが落ち着いてから勤めるには、やりがいのある良い仕事だと思います。

また、40代50代でも続けられる仕事だとも思いますし、実際にこの年代で働いている方も多くいました。

 

仕事の選択に悩んでいる方や、インテリアコーディネーターの仕事に興味を持っている方にとって、今後の参考にしていただけたら幸いです。