誰もが知る国内最大手の人材・情報サービス企業である、R社。求人情報や生活情報メディアで有名ですが、その事務職やサポート職として働くのってどんな感じ?職場の雰囲気や年収、働きやすさが気になりますよね。
今回は、実際にR社の住宅領域で3年間、契約社員として働いたことのある私が、リアルな職場の雰囲気や年収、働きやすさをお伝えします。
このブログは、「女性の転職や働き方」をテーマにしています。私はこれまで、派遣社員を中心にさまざまな雇用形態で、多様な業界と職種を経験してきました。
その経験をもとに、1つの会社や働き方に縛られず、もっと自由に、そして賢く仕事を選ぶ楽しさを感じていただけたらうれしいなと思い、この記事を書いています。
あの大手情報サービス企業「R社」とは?
求人サイトを見ていると、よく目にするR社の求人。営業職だけでなく事務職やサポート職の募集も多く、雇用形態も正社員、契約社員、派遣社員などさまざまです。「一度は応募してみようかな?」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
R社は、さまざまなライフイベントや日常の選択を支えるメディアを多数運営しています。ビジネスモデルは、情報を探している生活者(カスタマー)と、顧客を探している企業(クライアント)を最適な形で結びつけるプラットフォームの役割を担っています。業種としてはサービス業に属しますが、必要な場所に確かな情報を届ける「情報の総合商社」という表現がしっくりきます。
東証プライムに上場しており、グループ全体でおよそ4万人を超える大企業。私はその中でも住宅領域の組織に籍を置き、営業と事務の間のような、顧客と直接コミュニケーションをとる少し特殊なサポート職を経験しました。ただのルーティンワークではない仕事に挑戦してみたい、大企業の仕組みを覗いてみたい、という興味から足を踏み入れました。
それでは、ここからは実際にこの職場に身を置いてみて知ったリアルを丁寧にお伝えします。
【事務職の業務難易度】求められるスキル感
「R社のサポート職なんて、私にも務まるのかな?」と不安に思う必要はありません。雇用形態が契約社員や派遣社員の場合、正社員のような高い倍率の選考やSPIなどの適性検査はそこまで厳しくなく、窓口は比較的広く開かれています。ただし、実際の業務にはR社ならではの明確な「クセ」がありました。
結論からお伝えすると、業務の難易度自体はそこまで高くありませんが、とにかく圧倒的な「スピード感」と「同時並行の処理能力」が求められます。じっくり机に向かってルーティンワークをこなすというよりは、顧客からの突発的な問い合わせに対応しながら、事務作業をこなし、ミーティング用の資料をまとめるといった、マルチタスクの連続です。
また、R社では「パワーポイントを使用したプレゼン」の機会が、役職に関わらず日常的にまわってきます。最初は人前で話すことに強い苦手意識があり、グループミーティングの発表が嫌で仕方ありませんでしたが、周囲の上手な資料作成や話し方に触れるうちに、自然と「わかりやすく物事を伝える能力」や「見やすいパワポ資料のまとめ方」が磨かれていきました。ここで得られたプレゼン能力やスピーディーに作業をこなす力は、その後のキャリアでも奪われることのない確かな武器になっています。
【働き方のリアル】残業と時間のコントロール度
働く環境としての時間のリアルを攻めると、R社は「やることがとにかく多い」ため、全体的に忙しく、残業は多めになる傾向があります。定時を過ぎてもオフィス全体が活気に満ちており、定時直後に急なタスクの確認が入るなど、サクッと帰るには少し個人の意志とタフさが必要な空気感がありました。
ただし、むやみに残業を美徳とするような古い文化ではありません。会社としても業務効率化や作業時間の短縮を強く求めてくるため、チーム内で効率化の知恵(ナレッジ)を共有し合い、自分の作業スピードを極限まで高めていく環境です。やみくもに残業をさせられるわけではなく、残業代も1分単位ですべて完全に支給されていました。
有給休暇の取得や時間のコントロールに関しては、個人の裁量が大きく認められています。やるべき仕事さえしっかりと終わらせて周囲と連携が取れていれば、お休みを申請してとがめられるようなことは一切ありません。大企業ならではのコンプライアンスの恩恵は、しっかりと守られている印象です。
【職場のカルチャー】世間のイメージとのギャップ
R社に対して、「みんなギラギラしていて、テンションが高くて、ついていけなさそう」というイメージを持っている方は非常に多いと思います。実際に入ってみて感じたギャップは、「半分はその通りだけど、半分は戦略的なものだった」ということです。
確かに、組織のカルチャーとしては非常にポジティブで活気があります。四半期ごとに開催される「キックオフ」と呼ばれる大規模なイベントでは、華やかな表彰式や催し物が行われ、その後の宴会も大学生のサークルのような熱いノリで大いに盛り上がります。さらに、一般の事務職やサポート職であっても日々の成果を細かく「表彰」してくれる制度があり、社内報でフォーカスされるなど、メンバーのモチベーションを徹底的に引き上げる仕掛けが至る所に用意されています。
根っからのローテンションな私は、最初「この熱量にはついていけないかも」と身構えていました。しかし、しばらく観察していると、全員が生まれつきポジティブなわけではなく、仕事のパフォーマンスを上げるために「あえて表面だけでも前向きな空気を作っている」のだと気づしました。驚いたことに、その環境に身を置いていると、不思議と自分の思考も仕事に対して前向きに変わっていったのです。人間関係においても、上司が頻繁にメンバーと1対1で向き合う対話の研修制度が徹底されており、孤独に悩むことがない風通しの良さは、R社最大の強みだと実感しました。
【収入と待遇】リアルな相場感
気になるお給料についてですが、私は契約社員という雇用形態でありながら、一般的な企業の正社員の事務職として働くよりも、かなり多めの収入をいただくことができました。当時の私の実績としては、評価にもよりますが、初年度からの年収は額面でおよそ400万円ほどでした。
当時の他社の一般的な事務職の平均(年収330万円前後)や、一般的な派遣案件の相場と比較しても、頭一つ抜けて高い水準です。契約社員であっても、個人の成果に応じた評価制度がフォーマット化されており、頑張りがしっかりボーナス(賞与)に反映される仕組みになっていました(退職金はありません)。
現在は物価上昇に伴い、全体的な給与水準や時給の相場も当時よりさらに上昇傾向にあります。大手ならではのしっかりとした待遇の恩恵を受けながら、自立して賢く稼ぎたい女性にとっては、非常に見返りの大きい職場と言えます。なお、契約社員から正社員への登用は一握りの狭き門ですが、最近では転勤のない「エリア限定正社員」への切り替えといった選択肢も用意されるようになっています。
【向き不向き】こんな人におすすめ・ちょっと合わないかも
圧倒的なスピード感と独自の熱いエネルギーを持つR社。こちらも「私の性格やスタミナで飛び込んでも大丈夫かな?」と気になる方のために、リアルな向き不向きを整理してみました。
まず、この環境が最高に楽しくて成長できるおすすめな女性は、以下のような方です。
- 同世代の一般的な事務職よりも頭一つ抜けた高いお給料(年収400万クラス〜)をしっかり稼ぎたい方
- どこに行っても通用するポータブルスキル(パワポ作成、プレゼン、交渉力)を短期間で叩き込みたい方
- 変化やスピード感を楽しみながら、複数のタスクをゲームのようにテキパキと同時にさばくのが得意な方
- 表彰制度やポジティブな声かけが多く、チームでワイワイと活気のある目標に向かうノリが好きな方
一方で、「激しく消耗してしまうかもしれない、注意が必要な女性」は、以下のようなタイプです。
- 毎日きっちり定時で帰り、仕事とプライベートの時間をキッパリとドライに切り離したい方
- マニュアル通りに進むルーティンワークを、誰にも邪魔されず自分のペースで静かにこなしたい方
- 四半期イベントの熱いノリや、社内向けのプレゼン・表彰といった「前に出る空気」が苦手で気疲れしてしまう方
- 残業が少なく、心おだやかに長年同じポジションで安定して腰を据えて働きたい方
向き不向きがこれほどクッキリ分かれる会社も珍しいですが、だからこそ「自分の力を試してみたい!」「スマートに自立したい!」という強い気持ちがある女性にとっては、これ以上ないほど背中を押してくれる最高の加速装置になりますよ。
【まとめ】この職場を経験して得られたもの
R社での日々を振り返ると、ただ忙しいだけの場所ではなく、女性が「どこでも通用するポータブルスキル」を最短で手に入れるための最高の環境だったと感じています。
ここで身についた、プレゼン能力、物事を円滑に進めるコミュニケーション力、速度と効率を意識したタスク処理能力は、今後どのような雇用形態でどの業界に進んでも、絶対に誰にも奪われない自分だけの資産になります。
一社に一生を捧げてしがみつく必要はありません。個人の「成長」や「自立」に貪欲なR社の良いシステムやお給料を賢く手に入れて、自分の人生をより自由に、もっと面白くするためのパワフルな踏み台にしてみませんか?一歩を踏み出す勇気が、あなたのキャリアを劇的に変えてくれるはずです。
*いろんな業界のリアルや働き方のヒントを知りたい方へ
➔ 女性のお仕事図鑑を見る
*今の環境を変えて、心地よく働ける派遣先を探したい方へ
➔ 事務派遣におすすめの派遣会社5選
*派遣を卒業して、安定した正社員への道を考えている方へ
➔ 派遣から正社員へ!おすすめエージェントと選び方
*会社に頼らず、将来の安心をつくるための副業を始めたい方へ
➔ 派遣女子におすすめの副業5選

