という疑問を持っている方に向けて、派遣社員としての就業10回以上、企業との顔合わせは30回以上経験済みの派遣社員のプロが、持っておくと有利な資格をお伝えします!
このブログは、「女性の転職」をテーマにしたブログです。私は様々な雇用形態で、様々な業界と職種を経験してきました。(派遣社員多め)
その経験をもとに、1社にこだわらずに自由に働くこと、仕事を選ぶ楽しさを感じてもらえるとよいなと思い、このブログを書いています。
この記事はこんな方向け
- 派遣の仕事に有利な資格をなにか取得しようと考えている方
- 履歴書の資格欄を埋めたいと思っている方
- せっかく勉強するなら役に立つ資格が欲しい方
*さまざまなお仕事レビュー記事を下記の記事にまとめています!仕事選びの参考にしてもらえたら幸いです。
私は転職を10回以上もくり返している、いわゆるジョブホッパーです。
しかも30代後半。
これといって、手に職があるわけではない、事務系の派遣社員で働いてきた女性です。
ですが、これまで働きたいと思って、就職活動や転職活動をしていたときに、仕事に就くことができなかったことはありません。
自分でも「よく仕事見つかるなぁ」と思っています。
30代後半で正社員の内定をもらいましたし、派遣の仕事もすぐ決まります。
なぜ、そんなにすぐ仕事が決まるかというと、おそらく私の所有している資格のおかげだと思っています。
下記は私の持っている資格一覧です。
- 簿記2級
- ファイナンシャル・プランニング技能士2級(FP)
- 秘書検定2級
- 証券外務員2種
- 第二種衛生管理者
- 普通自動車運転免許
- 世界遺産検定1級
- インテリアコーディネーター
- ワインエキスパート
完全に趣味の資格もありますが、これまでの人生で必要だと思ったもの、興味を持ったものは積極的に学んで形に残してきました。
これだけの資格を持っていると、面接や派遣の顔合わせでも「すごいねー!」と言われます。
話題づくりのひとつとしての、「すごいね」でもありますが、それ以外にも、面接官や就業先の企業担当者が食いつく、仕事に活かせる資格が含まれているからこその、「すごいね」でもあると思っています。
そこで、私がこれまで経験した転職活動の中で、
「これは持っておいてよかった!」と感じた資格と、
「これを持っていたらよかったのに…」
と本気で思った資格を5つに絞ってご紹介したいと思います。
派遣社員が持ってると有利な資格①簿記
簿記検定は、日本商工会議所が認証する民間資格。
民間資格ではありますが、認知度は高く、さまざまなブログや、派遣会社の営業さんやコーディネータさんが口をそろえて、
「持っていると有利!」
という代表的な資格ですよね。
経理の仕事に就くなら、ほぼマストな資格にもなってきていますが、営業事務や一般事務でも持っていると重宝されます。(経費精算などの業務の中で、簿記の知識が活かされます)
私は簿記2級を持っていますが、面接や派遣の顔合わせでは「簿記2級持ってるなんてすごいね!」とよく言われます。
簿記は2級まで取得しなくても、3級でも必要な知識は得られますし、履歴書の資格欄にも記載できるので、まずは3級を目指してみるとよいと思います。
資格名 | 簿記検定3級 |
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おすすめ度 | ★★★★★ |
難易度 | ★★ 合格率目安45% |
受験費用 | 2,850円 |
勉強時間 | 約50時間 |
受験資格 | なし |
資格認定団体 | 日本商工会議所 |
簿記3級は合格率も高く、勉強時間の目安も50時間と少ないため、スクールに通わなくても独学で充分合格できる資格です。
簿記の通信講座はたくさんありますが、私はキャリカレの通信講座を利用しました。
簿記3級・2級講座不合格だったら返金もしてくれる、ありがたい通信講座です。
キャリカレ以外にも通信講座は豊富にあるので、おすすめを掲載しておきます。
派遣社員が持っていると有利な資格②秘書検定
秘書検定は、社会人として必要なマナーを学ぶことができる資格です。こちらも民間資格です。
社会人としての話し言葉や、社内文書の作り方やメールの送り方、慶弔手配など、普段の生活にも役立つ大人のマナーが身につきます。
秘書の仕事を希望していなくても、一般事務や営業事務、総務事務や窓口業務など幅広い事務職に影響のある資格です。
この資格も持っていると、20代の頃は、面接や顔合わせで「秘書検定2級持ってるならマナーは安心だね」と言われることがありました。(30代になると、社会人としてのマナーがあるのが大前提になるので、触れられることはあまりないです)
秘書検定は3級からありますが、受験するなら合格率が高く、勉強時間も30時間ほどで充分なので2級がおすすめです。
資格名 | 秘書検定2級 |
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おすすめ度 | ★★★★★ |
難易度 | ★★ 合格率目安48% |
受験費用 | 4,100円 |
勉強期間 | 約30〜50時間 |
受験資格 | なし |
資格認定団体 | 公益財団法人 実務技能検定協会 |
こちらも独学で合格可能です。ちなみに私は試験日の2ヶ月前くらいから勉強をはじめましたが、なんなく合格することができました。
これだけの勉強期間で、これほどの効果のある資格はめずらしいので、取得しておいて損のない資格だと思います。
秘書検定も通信講座がいくつかあります。
派遣社員が持っていると有利な資格③衛生管理者
「衛生管理者ってなんぞや?」と思われる方も多いはず。
私は、勤務先から「取得してほしい」と言われて取得したのですが、私も「衛生管理者ってなんだろう」と思っていました。
衛生管理者とは
衛生管理の専門家に与えられる国家資格です。役割としては、オフィスの環境を整えることにより、従業員の健康を守ること。第1種と第2種があり、1種は建設業、製造業や電気業などの有害業務を行っている企業に従事している人が取得しなくてはならず、2種はそれ以外。
50人以上の労働者がいる事業所に、衛生管理者が必ず1人いないといけない義務があります。
「50人以上働いている事業所には必ずいないといけない」となると、必然的にこの資格を持っている人の価値が上がります。
大企業の本社のような、従業員がたくさんいるオフィスで働く場合は、すでに何人も衛生管理者がいるため、持っていてもあまり意味はありませんが、支社や事業所などで働く場合は、貴重な存在になることができます。
この資格をとってから、面接にいくと「衛生管理者持ってるんだね!」とかなりありがたがられます。
勤め先に言われて取得しただけでしたが、持っててよかったなぁと思った資格のひとつです。
衛生管理者には1種と2種あり、私は2種を持っていますが、可能であれば1種を取得したほうが、全業種で活かすことができるのでおすすめです。
ただ2種の方が勉強しやすく、合格率も高いので下記には2種の情報を掲載します。
資格名 | 第2種衛生管理者 |
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おすすめ度 | ★★★★ |
難易度 | ★ 合格率目安50%以上 |
受験費用 | 6,800円 |
勉強時間 | 約60時間 |
受験資格 | 大学や高等専門学校卒業者:1年間の労働衛生実務 高校・中学卒業者:3年間の労働衛生実務 学歴に関係なく実務経験10年以上 |
資格認証団体 | 財団法人安全衛生技術試験協会 |
合格率が高く、独学でかんたんに取得できる難易度の低い資格ではありますが、受験資格が必要です。
大卒者で1年間の労働衛生の実務経験が必要ですが、基本的に「総務系」の仕事をしていたら、実務経験とみなされます。
実務経験の年数を証明するためには、事業者証明書を提出する必要がありますが、これは所定の書式に会社の印鑑をもらう程度なので、勤めている会社または過去に勤めていた会社に「衛生管理者の資格を受けるので」といったら押してもらえる可能性が高いです。
会社に頼んだりするのが面倒に感じる方もいると思いますが、現在総務系の仕事をしていて転職を考えているなら、とっておいてもよいかなぁと思います。
なんといっても国家資格ですしね!事務系女性がかんたんに取得できる、数少ない国家資格です。
衛生管理者の通信講座は少ないですが、ユーキャンが無難です。
派遣社員が持っていると有利な資格④ファイナンシャル・プラング技能士
ファイナンシャル・プランニング技能士は、ファイナンシャル・プランナーのこと。お金の専門家ですね。
3級から1級まであり、「金融財政事情研究会(きんざい)」が運営する国家資格でもあります。不動産や証券、金融や税金のことなど、お金に関わる知識を幅広く学ぶことができます。
つまり、これらに関する業界で働くのであれば、この資格を持っていると、かなり有利になります。
ちなみに、「日本FP協会」が運営している、ファイナンシャル・プランナーの民間資格もあります。この資格は、
- AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)
- CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)
の2つにわかれていて、CFPを受験するにはAFPの合格が必要、AFPを受験するにはファイナンシャル・プランニング技能士2級の合格とAFP認定研修の受講が必要となります。(詳しくこちらを見てもらえると、わかりやすいと思います)
私は、ファイナンシャル・プランニング技能士の2級に合格し、AFP認定講座を受講したので、AFPの資格を持っていますが、金融系企業の派遣の求人に応募すると、ほぼとおりますし、求人がでたら派遣会社から紹介の連絡がくることも多いです。
金融系の企業であれば、AFPの取得を義務付けているケースも多いので、派遣社員で持っていたら、採用になる確率は圧倒的に上がります。
3級のほうが簡単に取得はできますが、取得するならAFP資格も得られる、2級をおすすめします。
資格名 | ファイナンシャル・プランニング技能士2級 |
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おすすめ度 | ★★★★ |
難易度 | ★★★★ 合格率目安 学科試験:約30% 実技試験:約40% |
受験費用 | 8,700円 |
勉強時間 | 150〜300時間 |
受験資格 | 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者 3級FP技能検定の合格者 FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者 |
資格運営団体 | 金融財政事情研究会・日本FP協会 |
この記事内で紹介している資格の中では、1番難しいのではないかなぁと思います。
先にお伝えしたとおり、不動産から金融商品(株や投資信託)、保険や税金にわたって幅広い知識が必要ですし、学科試験の他にも実技試験があります。
実技試験もマークシート式での回答になるので、面接があったり論文を書いたりするわけではないですが、2段回の試験があるので難易度も上がります。
ですが、金融系の職場を目指すのであれば、この資格を持っているのはかなりのアドバンテージになるはずです。
2級の受験資格に関しては、ユーキャンの通信講座は日本FP協会の認定を受けているため、受講することで2級の受検資格が得られます。
派遣社員が持っていると有利な資格⑤TOEIC
私が、唯一、「この資格があればよかったなぁ…」という資格、それが「TOEIC」です。
こちらは合否がでる試験ではありませんが、受験をして取得した点数が自分のスコアとなり、履歴書などに書くことができます。
英語が苦手で今さら勉強する気にはなれないのですが、TOEICの点数が高ければ、もっと仕事の幅が広がって面白い仕事に就けたのになぁ、と思います。
特に大手企業や外資系企業の派遣社員になりたいのであれば、TOEIC600点はあるに越したことはないです。
TOEIC600点を取得できていなくても、
- 海外拠点と英語でのメールのやりとりができる
- かんたんな内容なら電話でも英語が話せる
上記ができれば有利にはなると思いますが、TOEICの点数として形に残っていると、仕事の紹介をされやすく、仕事が決まりやすいです。
資格名 | TOEIC |
---|---|
おすすめ度 | ★★★ |
難易度 | ★★★★ |
受験費用 | 6,490円 |
勉強時間 | 約300時間 |
受験資格 | なし |
資格運営団体 | 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
私は大手自動車メーカーで派遣社員として働いていたことがあるのですが、海外の役員を招いたイベントの事務サポートの仕事をした際に、
「英語ができたら、ちょっとした挨拶でもできたのになぁ」
「英語ができたら、英語資料の準備も手伝えたのに…」
と悔しく思ったことがあります。
特にこれからの時代は英語ができることが当たり前になるので、若ければ若い方ほどTOEICは必要な資格になってくると思います。
TOEICの勉強もスクールや通信講座があふれていますが、独学の通信講座をいくつか挙げておきます。
まとめ
事務系の派遣社員が持ってると有利な資格を5つに絞ってご紹介しました。
難易度はバラバラですが、自分磨きのためにひとつずつ取得してみるのもおすすめです。
そして、どの資格も仕事だけではなく、私生活に役立つ知識が得られます。
特にお金に関する知識が得られる、
- 簿記3級
- ファイナンシャル・プランニング技能士3級
この2つの資格は、お金で損をしないための人生に必須な資格だとも思います。
勉強するのは面倒くさいかもしれませんが、人生にも活かせて、仕事にも活かせるなら、少しはやる気がでますよね。
派遣社員にとって資格は武器です。ぜひ取得してみてください。