女性の転職を考える

【派遣社員は世間体が悪い?】イメージの悪さや見下される理由と解決策

女性の横顔
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ジョブ子
ジョブ子
派遣社員って世間体がよくないの…?実際に派遣で働いで見下されたりすることもあるし、派遣社員で働いていることに自信が持てなくなってきた…。

なんて思っている方は多いのではないでしょうか。私は転職回数10回以上のジョブホッパーですが、そんな風に思って落ち込んでいた時期もありました。

ですが今では、そんな狭い視野にはとらわれず派遣社員として自信を持って、自由に仕事を選びながら楽しく働いています。仕事って自由で楽しいものなんです。

このブログは、「女性の転職」をテーマにしたブログです。私は様々な雇用形態で、様々な業界と職種を経験してきました。

派遣社員をメインに働いている女性に、世間体を気にせず楽しく働いてほしくて、このブログを書いています。

この記事はこんな方向け

  • 派遣社員の世間体を気にしている方
  • 派遣社員で働くことに不安を感じている方
  • 様々な雇用形態、業種における女性の働き方を知りたい方

*さまざまなお仕事レビュー記事を下記の記事にまとめています!仕事選びの参考にしてもらえたら幸いです。

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派遣社員は世間体がよくない?

悩む女性私は派遣社員としての働き方が好きな転職回数10回以上の30代後半の女性です。

派遣社員をやっていると、

「なんで派遣社員やってるの?」

とか、

「派遣社員で大丈夫なの?」

とか心配されることもしばしば。そう問われるたびに思うのが、「派遣社員って世間体がよくないんだなー」ということ。

ネットやTwitterを見ていても、「派遣社員は世間体が悪い」とか「派遣社員は見下されがち」という書き込みを見かけることが多いですよね。

 

確かに、派遣社員として働いている職場で出会う正社員の人たちと話すときに、「下に見てるなー」と感じることはよくあること。

例えば、派遣社員のとある女性(私ではない)の話題が登ったりすると、

「あー、あの派遣さん」

という明らかに呼称が「別枠扱い」です。

もっとタチが悪いと、派遣社員がいないところで「そんな仕事、派遣に任せておけばいいだろ」と発言する男性上司もいたりします。

たいてい「こんなこと言ってたよ〜」と女性正社員が耳打ちしてくるのですが、その女性に対しても「それわざわざ伝えるのも失礼だろ」と思ったりもします。

 

とにもかくにも「正社員」さんから見たら「派遣社員」は、明らかに「立場の低い人間」なのだと感じることはよくあることなのです。

つまり、「派遣社員は世間体がよくない」と思われがちなんですよね…。

 

派遣社員が世間体が悪いと思われる理由

では、なぜ派遣社員は「世間体が悪い」と思われるのでしょうか?

私はその理由には次の3つがあると思います。

給与が低い

お金アルバイトと比べると派遣社員の時給は断然高いですが、正社員に比べると給与は安いことが多いです。

年俸制で残業の多い正社員と比べると、実際それほど変わらないケースもありますし、通訳やプログラミングなど専門性の高い仕事をしている派遣社員は正社員よりも給与が高いケースがあります。

ですが、事務系の仕事の場合は基本的に給与が低く、退職金もないことから、「派遣社員は給与が低い」のは確かです。

日本では給与の低い非正規労働者の増加が社会問題となっていますが、実は「派遣社員」という働き方は欧米諸国にも存在します。

なぜ日本で社会問題になるのかというと、「非正規労働者の給与が低い」という問題があるからです。欧米諸国での派遣労働者の給与は、正規職員と変わらない報酬が得られるので社会問題にはならないそう。

この社会問題を解決すべく、日本では働き方改革として2020年4月より「同一労働同一賃金」がはじまりましたよね。派遣社員の交通費が支給されるようになったり、これから派遣社員の給与面がもっと改善されていくことに期待したいです。

 

雇用が保障されていない

会社派遣社員には雇用期間があり、3ヶ月ごとに契約を更新していく雇用契約が存在するため、3ヶ月後に会社の経営が芳しくなければ、契約を延長できない可能性があります。

契約が延長されなかった場合、仕事を探さなくてはならなりません。

その点、正社員は会社が倒産したり、リストラにでも合わない限り働き続けることが可能です。

このことから、正社員に比べて「派遣社員は雇用が安定していない」とみなされています。

正社員になれなかった人だと思われがち

女性正社員になりたいけど、なれなかった人たち」と思われてしまうことも、派遣社員の世間体が悪くなってしまう原因のひとつだと思います。

これは微妙な問題なのでなんとも言えませんが、派遣社員をやっている方の中には、派遣社員をあえて選んでいる人もいます。

ですが「正社員になれないから、仕方なく派遣社員で働いている」という人がいるのも事実ですよね。

でも往々にして、「あーこの人は正社員になれなかったんだ」という目線で見られてしまうのが現実なんです。

でもこれって、「あーこの人は正社員になれなかったんだ」という目線で派遣社員を見ている「正社員」が存在しているから起こり得る現象なんです。

そんな風に人を判断する人って「性格わるー」と思えてしまうのは私だけでしょうか。

つまり、「派遣社員の世間体を悪くしている」のは、こういう考えを持つ「性格の悪い人」たちの偏見だったりするのです。

ちなみに2020年度の国民生活基礎調査で正規社員(正社員)の割合が、

  • 男性77.7%
  • 女性43.6%

という数値が出ています。非正規労働者がマイノリティ(少数派)であることは間違いなく、マイノリティであるがために誤解や偏見を受けやすいのかもしれませんね。

ですが女性にとって派遣社員という働き方はマイノリティではない様子。女性は結婚や出産など、ライフステージによって仕事が左右されることが多いので、正社員で働いている人の方が少ないようです。

 

派遣社員は見下されがち?

女性「派遣社員は世間体が悪い」とはお伝えしてしまいましたが、私個人としては決して「世間体が悪い」なんて思っていません。

もちろん「人間性」も。

ですが派遣社員として働いていると、明らかに「派遣社員を見下してる」感を堂々と態度に出す人にもよくよく出会います。

 

でも、派遣社員の人間性って人それぞれですよね。

派遣社員の仕事の枠を超えてバリバリ働く人もいれば、決められた仕事の範囲内で丁寧にしっかり働く人もいます。

もちろん、派遣社員の旨みをしっかりと味わいながら、手を抜いて働いている人もいますし、「こんなすごい人がいるの?」と驚くこともあれば、「こんなに仕事できないの?」と驚く派遣社員もいますよね。

 

でもこれって、正社員にも言えますよね。

バリバリ働く正社員に、定年間際で働かなくなった正社員のおじさん。

「ザ・エリート」といわんばかりの雰囲気を携えた仕事のできるサラリーマン正社員に、「よく面接受かったね…」と思うような仕事ができないさえない正社員。

噂話ばかりに興味があり給湯室で人の悪口を言っている女性社員に、明らかなコネ入社で笑顔だけが一人前のお嬢様社員。(もう少し仕事しようよ…と思う社員にはたくさん出会ってきました)

 

派遣社員でも正社員でも、人間性なんてバラエティに飛んでいるのはあたり前で、「派遣社員だから仕事ができない」とか「派遣社員だからサボる」なんてことはありません。

ましてや「派遣社員だから」と見下される理由なんてまったくないのです。

 

それなのに「派遣社員だから」とひとくくりにして、人間性まで否定してくる人っていったいなんなんでしょうね。謎すぎます。

私からすると「派遣社員は格下」的な意識を持っている人が、自分の価値を「正社員」という立場でしか見いだせない可哀想な人にしか見えませんし、了見の狭い人間だなーと思えてしまって逆に見下してしまうくらいです。(もちろん表に出しませんが…)

 

大企業は派遣社員を「区別」する

手のひら私は大企業からベンチャー企業、従業員数30人にも満たない小さな会社や農協でも働いたことがありますが、「派遣社員」を明らかに区別しているのは、大企業に見られる傾向だなぁと思います。

ただ、派遣社員なのに食堂が使えたり、ロッカーを与えてもらえたり、ちょっとした福利厚生面がよいのも大企業なんですよね。

福利厚生面やオフィスやトイレがキレイとかメリットも多いので、大企業で派遣社員として働くことは私は好きですし、派遣社員をはっきり区別する雰囲気も別に嫌ではありませんでした。

むしろベンチャー企業で「社員と変わらないと思っているから!」とお給料が違うのに、社員と同じように働かされる方がずっと嫌でした。

 

派遣社員が求める働き方」も、その人それぞれ。

すべての派遣社員に働きやすい職場なんてありませんが、それはすべての人に働きやすい職場がないのと一緒です。

派遣社員でも、自分の働き方にあった社風の会社を探すことって大事なのです。

 

派遣社員の世間体が悪いことに対する解決策

解決策派遣社員をしていると不意に感じてしまう「派遣社員って世間体よくないよね…」と思ってしまって落ち込んでしまうことってよくありますよね。

この偏見に対する解決策としては、私は何より

「自分に自信を持つこと」

だと思っています。

「正社員になれなかったから自信が持てない」とかは考えちゃダメです。

 

ちなみに私は、だれもが認める大企業で派遣社員として働いていましたが、自分の力では絶対正社員で入ることができない大企業に、派遣社員として働くことができるのって

「すごいことだなー!」

と素直に感動していました。

 

その企業では、普通の企業の正社員として普通の仕事をしているだけではできない、めずらしい仕事に関わらせてもらうこともできました。

私はコロコロと仕事を変えてきていますが、豊富な業界での経験してきた仕事の多さから、仕事のコツはつかんでいますし、キャッチアップの早い人間になれたとも思っています。

これは、お金では買えない、安定を求めない、世間体を気にしない考え方を持っていたから得られた素晴らしい経験です。

そして、この経験が「自信」を与えてくれました

つまり、世間体を気にするのって気にするだけ「無駄」なんです。

「世間体が悪い」とか、「見下されるようなこと言われた」ということを気にしていたらもったいないんです。

 

派遣社員だらどうとか、正社員じゃないからどうとか、考えて落ち込んだりしていないで

  • 自分が興味を持った仕事、
  • これならできると思った仕事、
  • 働きたいと思った会社、

を自由に選んで働くことを楽しんでみてはどうでしょう。

自分で仕事を選んで、興味を持って働くのってとっても素敵なことなんです。この働き方って「派遣社員」にぴったりの働き方なんです。

 

まとめ

派遣社員は、「世間体が悪い」とか、「見下される」とか、そんな不安を抱えている方に向けて、「そんなことは絶対ないから気にして欲しくない!」という気持ちで私の経験を交えてお伝えしました。

 

先日、私が大企業に派遣社員として働いているときに親しくなった女性と久しぶりに会いました。

新卒後、何十年とずっとその大企業で働いている女性だったのですが、

コロナ禍で派遣さん達がいつ切られるか心配って言ってる人がたくさんいる…

という発言をしていて、「あー、この人、自分は大企業の正社員ってことにめっちゃ安心してるー」と思ってしまいました。

人は人と比べて自分がより幸せであることにほっとする生き物、私にもそんな感情がないと言ったら嘘になりますが、そういう狭い見識で発言するのには気をつけなくては、と改めて思った出来事でした。

 

なにより私は、正社員・派遣社員、なんて立場に囚われず、楽しく自由に仕事を選んで働きたいのです。

年齢を重ねたって、派遣社員だって、フリーランスでだって、お金を稼ぐことはできます。自分に誇りを持てる経験と自信があれば。

派遣社員をメインに転職回数10回以上の30代後半女性の現在の年収についてを下記の記事にまとめています。

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