という疑問を持っている方に向けて、実際に派遣社員で働いたことのあるブログ管理人の私が、会社の雰囲気や得られるスキルや時給、働きやすさをお伝えします。
このブログは、「女性の転職」をテーマにしたブログです。私は様々な雇用形態で、様々な業界と職種を経験してきました。(派遣社員多め)
その経験をもとに、1社にこだわらずに自由に働くこと、仕事を選ぶ楽しさを感じてもらえるとよいなと思い、このブログを書いています。
この記事はこんな方向け
- 証券会社の派遣社員の求人への応募を検討している女性
- 紹介予定派遣の応募で書類審査が通らない方
- 転職回数が多いことが気になっている方
*さまざまなお仕事レビュー記事を下記の記事にまとめています!仕事選びの参考にしてもらえたら幸いです。
証券会社で派遣社員で働く
派遣社員の求人を探していると、派遣会社の求人サイトで「証券会社」での求人を見かけたり、派遣会社のコーディーネーターさんから「証券会社」の求人を紹介されることがあると思います。
派遣社員の求人は、一般的な企業の事務の募集が大半ですが、たまに現れる「証券会社」でのお仕事がどんなお仕事なのかを、日系の大手証券会社の営業店で派遣社員として3年勤務した私が、説明したいと思います。
募集職種
証券会社の派遣社員としての求人は、営業店での「窓口業務」か「証券事務(バックオフィス)」の2つの職種があります。
窓口業務として働く
「窓口業務」は、証券会社の店頭のカウンターで、お客様と接する業務です。
昔は、株式は「株券」が発行されていたため、証券会社の窓口に株券を持ってくることによって、株式を売買していましたが、2009年に株券は電子化されたため、株式の売買はオンラインのみとなっています。
そのため、売買はオンラインで自宅で出来るのでわざわざ証券会社に足を運ぶ必要はありません。それでは、どのような人が証券会社の窓口にやってくるのかというと、
- 相談したい人
株式に興味を持ち始めて、初めて「株式投資」をする人が相談がてら証券会社の窓口にやってきます。 - オンラインでの売買が苦手な人
特にご年配の方などは、パソコン操作が苦手なため窓口に来て、売買の注文を出す人がいます。
おもに、上記のような方たちが証券会社の窓口に訪問してくるので、「窓口業務」はこういった方々の対応をすることがメインとなります。
窓口業務をを対応する人は、店頭で「株式の売買」の注文を受けることになります。これは誰でもできる仕事ではなく「証券外務員二種」という資格を取得している人にしか対応することができません。
つまり「証券会社の窓口で働きたい」なら「証券外務員二種」の資格を持っておく必要があるのです。この資格を持っておくと有利で、証券会社での仕事の紹介が入りやすくなります。
私は「証券外務員」の資格を持っているので、今でも派遣会社から「証券会社」の窓口の求人が出ると、「働きませんか?」という電話がかかってきます。
働く地域によって平均時給が違いますが、私が証券会社で働いていた時の時給は1,500円でした。(私は窓口業務でお客様対応をしていました)
私の働くエリアでは平均的な時給は1,300円くらいなので、かなり良い時給です。
証券事務(バックオフィス)として働く
証券事務の仕事は、店頭でお客様と接することは無く、事務所内で窓口で受け付けた書類のチェックや管理などを行います。
店舗にもよりますが、店舗自体の備品を発注したりなどの総務的な業務も行います。
お客様が証券会社の口座を開く際など、たくさんの書類を記入いただき受け取ります。やり取りする書類がとても多いのです。
そういった書類の最終チェックをしますが、少しでも記入漏れやミスがあると、本店に送ってもその書類を受け付けてもらえないため、細かなチェック能力が必要な仕事になります。
そういった細かさが苦手な方は、あまり向いていない仕事だと思います。
上記でお伝えしたのは、全国に展開されている店舗(営業店・支店)での働き方ですが、本社での事務派遣の仕事は、配属部署により違いはありますが、資料作成や備品管理、コピーお茶出しなどの一般的な仕事がメインになります。
証券事務は、「証券外務員2種」の資格は無くても対応できる仕事なので、時給は平均的な金額です。
会社の雰囲気
会社の雰囲気は、株式市場が動いている9:00~15:00の事務所内はかなり活気があります。
営業担当に直接電話をして、株式注文を出すお客様もいるため、かかってくる電話も多いです。
また、株式相場は秒単位で変動するため、会社として注目している株価が「上がった・下がった」など、頻繁に会話されています。
市場が締まった後は、店舗の雰囲気は穏やかになります。
また、株価によって会社内の雰囲気がかなり左右されます。
全体的に株価が下がっているときは、働いている人もピリピリした雰囲気になりますし、相場が上がっていれば、明るい雰囲気になります。
特に営業マンの機嫌は株価の相場に左右されやすく、機嫌を表に出す人も多いので、穏やかな人間関係や、穏やかな雰囲気の職場を求める方には向いていない職場だと思います。
福利厚生
大手企業は、福利厚生が充実している傾向が強いですが、私が働いていたのは支店であったため、食堂は無く、ロッカールームもありませんでした。
それは派遣社員にだけ無いのではなく、正社員も無いので仕方がありません。
ランチタイムは会議室の一室で、お弁当や買ってきたごはんを食べていました。
得られるスキル
転職を考えるにあたって、その会社で得られる「スキル」も重要になってきます。私が証券会社で働いたことによって、得られたスキルについてお伝えしたいと思います。
株式・投資信託・債権の知識
窓口業務に就く場合は、証券外務員二種の資格が必要なので、資格取得のために株式や投資信託などの金融商品の勉強をすることになります。
そして、窓口でお客様と対話をするため、日経新聞や、ニュースを自然と見るようになり、金融商品に詳しくなることができます。
それは、自分の家庭の預貯金をどのように運用すると良いかを、自分で判断できるようになるということです。
いまの時代は預貯金だけでは利回りが悪く、資産を増やすために預貯金を投資に回す人は増えていますが、投資先を他人任せではなく自分でしっかり判断できるようになるのは、人生において役立つ知識です。
社員への切り替え
私は大手の日系の証券会社に勤めていましたが、派遣社員から契約社員に切り替わっていた人もいました。
私の勤めていた支店の支店長は、理解がある方で派遣社員を社員にするための推薦書などを書いてくれようとしていましたが、私は断ったため契約社員への切り替えはしませんでした。
私は株式相場に左右されやすい会社の雰囲気があまり好きではなく、長く勤務するつもりがなかったのです。
たた、働くことによって得られた投資の知識は今でもとても役立っています。
まとめ
「派遣社員」は、たくさんの求人の中から選ぶことができますが、実際に派遣社員として、その会社で働くとどういった感じになるのかが、つかみにくいと思います。
派遣会社のコーディネータさんに聞くこともできますが、実際に働いた人の声がまとまっているとよいなと思い記事にしました。
仕事を選択する上で、参考にしていただけたら幸いです。
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